『アヒルと鴨のコインロッカー』

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

映画観てきました。
原作読んだときにはこのお話映像化できるのかなと思っていたんですが、
うまく纏まってました。

まだ、単館上映で公開始まったばかりだというのもありますが大変な人だかりで、
見たかった時間の二つ先まで満席でした。
伊坂ワールドはこんなにも人気なんですね。

若手実力派の俳優がたくさん出ていたけど、濱田岳くんが良かった。彼は作中で唯一の傍観者だ。
原作は最後の最後で大どんでん返しがあるのですが、映像化にあたりどうしても物語の順番を代えざるを得なくなり、それによって本を読んだときのやられた感はなく、むしろ切なさばかりが残りました。
観客一人一人はあくまで彼らの物語の傍観者に過ぎないんだなあと。

ボブディランの『風に吹かれて』が主題歌として使われているのだけど、これがまたいいんです。
早速次の日CD借りて、電車の中で聴いてます。