無人島に生きる十六人 (新潮文庫)

無人島に生きる十六人 (新潮文庫)

夏の風物詩が今年もやってきましたね。今年はまずこの1冊から読破。明治時代に太平洋で遭難した16人の船乗りが、無人島でひたすら純粋に生きていくお話。
何が凄いって全く悲壮感が漂っていないのが凄い。かといって『怪しい探検隊』みたいではないし。無人島とはいえど、規律を守って先の生活を見越して堅実に生き抜く姿勢がすばらしかったです。
物語の主人公である中川船長の的確な指示出しと、乗船していた仲間の、船長を敬い仲間を思いやるその姿勢が少しだけチームマネジメントの手本のような感じでした。