ブックファースト新宿店

やっとブックファースト新宿店に行ってきました。今回は後輩のFさんと探検。
そもそも新宿で都庁方面に来ることなど年に1回あるかないかぐらいなので、ちょっと遠いイメージがありましたが地下通路で5分ほどで着きました。意外と近いな。
広くて2層で7つのゾーンに分かれていることは事前に知っていたのですが、入るなり建物の構造がいまいち分からず、フロアガイドを手にしながら散策です。
まずはB1Fへ。B1FはA〜Dの4つのゾーンに分かれています。
雑誌と地図旅行ガイドのAゾーンから入り一旦Aゾーンをスルーして、文庫・コミック・実用のDゾーンへ移動。広いのは勿論ですが、文庫はまだ棚が作りこまれておらず、まだまだ売場というより置き場という印象。エンド平台も提案している多面陳列の商品にコメントPOPがA7サイズとちょこんとある程度。新店オープンにとりあえず間に合わせた感がありますが、どんどん提案性が上がっていくのでしょうね。多分次に行ったときには変わってるはずです。
実用系は昔の渋谷店をよく参考にしていたのですが、新宿店は可もなく不可もなくといった感じです。とはいえ自店を振り返ると鍋コーナー作らないとなあ、と全然仕事していない自分に反省。
Bゾーンは文芸とアート。私が書店に居て一番見ていて楽しいジャンルです。
目を引いたのは3冊のバラバラな版型の本をバンドで留めてまとめて販売しているフェア、『三冊屋』。↓

http://es.isis.ne.jp/sansatsuya/

異なるジャンルの本を提案しているのですが、どこかに共通点があるようです。各界の著名な方たちが本をセットで紹介していまして、芋づる式に本を紹介できる点が面白いです。レジで接客をしていると、たまに自分が読んだことがある本を複数持ってこられる方がいらっしゃいます。そんなときは自分の感性とこのお客様の感性は近いのかもしれない、だったらあの本紹介したいなとか思うことがありますが、それに近いかもしれません。
昔、ミスターチルドレンの桜井さんが影響を受けたといって紹介されたエルヴィス=コステロにはまったことをとっさに思い出してしまいました。
文芸の品揃えはお手本のような並びで、他のお店で見かけるはずなのについ手にとってしまう感じがします。
うちにない面陳商品をメモしてB2Fへ。

Fゾーンは人文系と教育・福祉系の売場。ここに来て初めて店内でスタッフの方に挨拶されました。このお店はゾーンごとに独立した書店と考えたほうが良いかもしれません。多分スタッフの育成なども別々なんじゃないかな。
思った以上に手にとってしまう本があってびっくりしました。私もFさんも歴史や宗教や神話などが好きなので結構長居してしまいました。ボーナス出てから来たら歯止めが利かないな。。歴史のコーナーで大河ドラマに合わせて直江兼続コーナーが展開されていました。天地人3冊分冊で発売されましたね。当店でもちゃんと展開されてますよ。
花の慶次』の文庫版を置くかどうか思案中です。

[rakuten:book:11910821:detail]

最後にビジネス系のEゾーンへ入ったときには閉店近くで、あまりゆっくり見られず。
新刊コーナーで面陳されている本をいくつかメモして退散しました。

このお店はやはり目的を持ってくるというより時間をかけて新しい発見を期待して行く店ですね。神田ではないですが小さい本屋をハシゴした感じです。ただ、一旦西口に来てしまうと紀伊国屋書店×2や、ジュンク堂、駅中のブックファーストルミネ店×2とかとのハシゴがしにくいなあというのが本音です。
元々が都庁とかあの辺りのビジネスマン向けの立地でしょうから、休みの日にのんびり巡るくらいがちょうど良いかもしれません。


あ〜、でも面白かった。2時間ほど居ましたがあっという間でした。