自店のお客さんに合う商品

普段、新刊を検品したり他の本屋でいいなと思った本があったとすると、まずうちのお店に合うかどうかを考えます。
どんな本屋さんでもそれは当たり前に考えることだと思いますが、立地に特徴がある当店では客層が非常に偏っているので、例えばせっかく入荷した恋愛小説も殆ど追加発注しておりません。
これがミステリーだったり、映像化の原作だったりすると非常によく売れるので、あわてて追加かけたりします。やはり男性作家の作品のほうが女性作家の作品より動きます。
そんな男性のお客さんに偏りがちなクラスターなので、洒落たエッセイとか写真集とかはなかなか回らないので普段積極的に棚に入れたりしないのですが、この間土曜の昼の某情報番組で梅佳代さんの特集を組んでいて、これは面白いと思い、ちょっと遅ればせながら梅佳代さんの写真集『うめめ』『男子』を仕入れました。

うめめ

うめめ

男子

男子

梅佳代さんの写真は日常の一こまを切り取った、「あ、あるある!」的な身近な写真が多い。どこかシュールなんだけど、自分の記憶の中であった光景だったり、少し懐かしさを感じたりする。こんな男子おったわ、と頷く方が多いと思います。
本人のキャラクターも独特の雰囲気で漂ってます。

『うめめ』が先に昨日入荷して、早速昨日1冊売れました。
うん、何でも試してみたほうがいいってことを実感しましたね。