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長野に異動した後輩に薦められて読んだ本。最近人に薦められてばかりだな。
文明開化の鐘が鳴り響く横浜から舞台は始まります。イギリス人女性のI・Bの東北から蝦夷(北海道)への道案内兼通訳をしたイトウ青年の純粋な、憧れの交じるIBへの愛情が旅を重ねるごとにひしひしと伝わってきます。
舞台は明治時代と、イトウ青年のひ孫に当たる女性の住む現代とで平行して進みます。
大きなハプニングは起きません。べたべたな恋愛ものでもありません。でも人間が生きていることの面白さが伝わる1冊でした。
- 作者: 佐藤正午
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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ずいぶん昔に『ジャンプ』という作品を読んで面白かったので購入して、しばらく積読状態だった本。1週間掛けてようやく読み終わりました。
物語の主人公は皮肉屋の小説家で、読んでいてムカムカしてきます。絶対友人になれない男です。小説家は途中から物語に参加します。それまでは印刷会社に勤める真面目なサラリーマンが主人公を演じます。最終的にはもう一人キーとなる女性がいて、その3人の(3人で会う場面は無いが)物語といってもいいかもしれません。
帯には恋愛小説と書いてあるのにどのキャラクターにも感情移入が出来ず、苦労して読みました。
しばらくは恋愛小説と名のつくものは控えたいと思います。反省。
- 作者: 北森鴻
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/01/10
- メディア: 文庫
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- 作者: 椎名誠
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1991/05/29
- メディア: 文庫
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