あちこちで絶賛されててマンガ大賞2008で大賞を受賞されたりと、これは読んでおかないとと思ってずっと買ってなかった1冊。
北アルプスに住んでいる島崎三歩は一流のクライマー。ボランティアで山岳警備隊の手伝いをしてます。三歩はいつもマイペースで、生死を超越した大自然に従って生きているので、遭難者が息を引き取ったときでも事実を真正面から受け止めて、(時には残酷なまでに)生き残った人に向き合います。それはプロであり、クライマーとしての誇りを持っているからできることなのでしょう。
私も夏山は登ります。山には三歩のような気持のよいクライマーがたくさんいます。そして登った人にしか見ることができない絶景が広がっています。山は日常を忘れて、生きている実感をかみしめられるので今年も登ろうと思っています。