少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)

なんともまた後味の悪い話である。
冒頭に遺書が登場し、この遺書の書き手は誰なのか、それを追い求めながら、二人の女子高生を語り手に物語は進みます。
全ては一人称で書かれており、しかも二人の少女が交互に入れ替わるため、今はどっちが主役か都度都度頭で整理しなければならず、読みにくいことこの上なし。
しかも、短い話ながら、登場人物たちが複雑に繋がっているので、一回読んだだけでは分かりにくいかもしれません