書籍をなんとかせねば

当店、コミックの調子はいいのですが書籍が思うようにいかず、2010年は書籍のテコ入れしようと決めてます。
今のお店に配属された時に比べると随分売場もスタッフも変わりました。異動したてのときはなんだか敗戦処理を任された感じがしてて、売上を上げるための話とか出来なかったもんなあ。日々、通常の運営をするのが精いっぱいでした。最近になって個々の担当と売上の話ができるようになってきました。ようやくスタート地点に着いたところです。
この冬で文庫チームが急成長してきてて、俄然頼もしくなってきました。担当さん発信の一押しタイトルとかがそろそろ出来そうです。だいたい2カ月で更新するくらいのペースがいいですね。
前の店舗では特に相性が良かった仕掛けタイトルがあって、他の書店さんでも真似されるような商品になりましたからね。今そのときの文庫担当は別の本屋さんに移ってしまったのですが、毎回アイデアを引っ張ってきてくれました。
文庫はたぶん大丈夫。結果の振り返りがまだ弱いですが仕組みが機能しだせばルーチンワークでこなせる様になるでしょう。
やばいのは文芸書とビジネス書です。どうやら他の店も苦戦しているよう。
書籍に対する感情価格が昔に比べて下がっているのでしょうか。以前、本の雑誌社の杉江さんが、「もう文芸書は専門書扱いなのかもしれない」と言ってましたが、まさにそうだと思います。余ほど好きな人でないと新刊で1,600円くらい出して文芸書買いません。村上春樹の『1Q84』は別物だけど。顧客心理を読み解かないときっとこのままずるずる売上落ちていきます。
魅力的な売り場を作ることでお客様の購買意欲を誘う。書店員が考えなければいけないのはまずそれです。でも、それだけではなく経済市場とか、他業種の動きも考える必要があるでしょうね。