2日目

二日目も曇り。今日の目的地は屋久島の中で最も巨大な屋久杉である、縄文杉を見に行くことです。先日落石事故により、縄文杉まで行く一番メジャーな道が閉ざされたので、片道6時間かけて縄文杉まで行って、近くの小屋に1泊することに。

旅館の前に流れてる川も水がきれい。透明度が全然違うな。

白谷雲水峡まではバスで行けます。ここからはいきなりハードな山道に入ります。

歩いて30分くらいでこんな森の中。宮崎駿監督が『もののけ姫』を描く際に参考にした森はこのあたりです。

森の主役は勿論屋久杉ですが、屋久杉に巻きついている太い蔓や、絨毯のような苔もじっくり見るととてもきれいです。何というか神聖さを持ちつつ、温かみも感じられるというか。森全体が穏やかなんですよね。





階段を利用する屋久シカ。「ここいらはあたしたちの庭なんだよ」と思っているに違いない。

そして、たくさんの森を抜けた先、階段を上がると。。。

縄文杉、ど〜ん!!
写真では伝わりにくい!ただただでかい!大きさが伝わるように隣にU君立たせたかったわ。実際は柵が立てられ近くまで行けません。写真スポットも表示されていて、シーズンには行列が出来るそう。

その晩は縄文杉のすぐ近くの高塚小屋で1泊。山小屋というより避難所といった感じです。こんなオフシーズンに縄文杉観に片道7時間も掛けてくるようなモノ好きは我々だけだと思っていたのですが、他にも居りました!東京の学生さん2人と、単独で登っていたお兄さんの計5名で一晩明かしました。
5人のうち東京の子の片方と、お兄さんと私がアウトドア派で、U君と東京の子のもう片方は全くの素人。
学生組は九州をゆっくり南下していて、お兄さんは自転車であちこち回ってる最中でした。各々背負ってきた食料をシェアしつつ、夜7時ごろには消灯。といっても小屋に明かりはないのでヘッドランプを消しただけですが。