3日目

2日目は小雨降る中の進軍でしたが3日目は朝から陽が出てました。ちなみに天気予報では雨。あとで島の方に話を聞いたのですが天気予報は全く当てにならないそうです。
我々にとって最高だったのが、雨上がりの水気をたっぷり含んでて、それが陽の光で反射してきれいな原生林を観られたということ。


ししがみ様きっと居るわ〜。

当然のように屋久シカはいます。

太鼓岩という絶壁から眺める島の内陸部。雲にかかって頂上が見えませんが、島で一番高い宮之浦岳は、九州でも一番高い山で、山頂付近には雪が積っています。2日目同じ所から眺めた時は360度雲に覆われていて風も強くて何も見えなかったのですが、からっと晴れると遠くの山々まで見渡せます。
太鼓岩には東京から来た社会人5人組がいて、岩の上で仲良くなりました。そのうちの一人の方は東京に居る時私が住んでいたところから自転車で行ける距離に住んでおり、ちょっと懐かしく感じました。皆さんとは安全なところに降りてからみんなで記念撮影をしました。
山の魅力の一つに、知らない人との距離がぐっと近くなるという点があります。同行したU君が物おじせず誰にでも話しかけていくので、余計退屈しません。
「どこから来はったんですか?」と聞くので、大抵の人に「(あなたたちは)関西ですか?」と聞き返されます。で、U君は「なんでわかったんですか?」と驚くのですが、その問答が何回も有って、何回突っ込んでも『来はった』で関西圏と特定されることが分からないみたいです。
余談ですが『飴ちゃん』という表現でも関西圏と特定されます。それも自覚がありません。面白い。

白谷雲水峡の管理事務所のおばちゃんと、たまたまその時いた旅行者のお兄さんと談笑するU君。
予定よりだいぶ早く山の入り口まで帰ってこれたので、1本早いバスでふもとまで帰りました。ちなみにバスは1日4本。1本逃すと2時間待たされます。




3日目は海岸部も快晴。Tシャツにフリース着ただけでも暑いくらいです。

家の前の道路の草むしりをしていたおばあちゃんと談笑するU君。

旅館の夕食の時間まで時間上がったので島をぶらぶらしてたところで川釣りをしている少年を発見。橋の上で話しているうちに地元の高校生やらおっちゃん、おじいちゃんまで来て、みんなで釣り少年と遊びました。この少年とてもしっかりしてて、釣った魚は自分で3枚に下ろせます。すげえ!

旅館で海の幸山の幸を頂き、部屋でのんびりしてるうちにあっさり寝てしまいました。しかし、U君に夜中の1時半ごろたたき起こされ、満天の星空を眺めに夜の散歩に。
北関東育ちの私と違いU君にとって自然と触れ合う機会は今までめっぽう少なかったようで、星が見えることに感動してました。ひとつ、流れ星観れました。