1日目

前日に山梨県甲府まで電車で移動しており、朝甲府駅前を9時に出発しました。

バス停は人生の大先輩ばかりです。この時点で山ガールは幻想だと思いました(笑)。
バスで2時間ほど揺られ、登山の入り口である広河原に到着。2台持ってる携帯は当然両方とも圏外です。もしもの時にとお店の社員さんとリーダースタッフに共有しておいた番号とメルアドがまったく無意味に。。
広河原から最初の分岐点まで約30分。まだ山といっても森の中です。


落葉樹の葉がきれいで、紅葉の季節に来たらもっと奇麗だろうなあとか、雪解け水が水量豊かで、ダイブしたいわ〜、とか考えてました。

高原植物もきれいに咲いています。この頃はまだ景色を見る余裕がありました。
しかし、地表で熱せられた空気が雲となり、午後から天気は一変します。私の足取りもどんどん重くなります。

白いのは雪渓です。

完全に雲の中に入り、約3時間誰とも会わず黙々と登りました。そして予定時間を1時間ほどオーバーして北岳肩の小屋に到着。

予約はしていなかったのですが、一般的な夏山登山のシーズン終盤だったためすんなり泊めてもらえました。断られることは100%ないのでしょうが、本当は事前に予約した方が良いでしょうね。皆さん夕食は済まされていて私だけ後から用意してくれました。感謝。

で、もう山行った時の儀式ですね。気圧の差でパンパンに膨れ上がった食料。


山小屋唯一のテレビではバラエティ番組がやってて、お笑いタレントがモンブラン登頂を目指す企画をやってました。山登りする人でないとその凄さは伝わらないんじゃないかなと思いました。と同時に、北岳登るのにも必死で、「俺凄い頑張ってんじゃん」というある種の誇りのようなものも、「あ、こいつもっと凄いな」という気持ちで若干霧散しました。
この日は20時半に消灯。