2日目

朝は3時に起床。4時から朝食でした。外はまだ薄暗く、気温は5℃。
5時過ぎると小屋の泊っている方もぞろぞろと出てきて御来光を待ちます。今日もよく晴れそうです。


朝日が昇る前の神聖な時間帯。この北岳肩の小屋からは富士山も見えます。

朝日と富士山を同時にフレームに収めることができないのは残念ですが、なんとも贅沢なひと時でした。





太平洋に面した富士山から、日本海に面した北アルプス北部とすべてが見渡せる絶景でした。この景色を見られるなら登った甲斐が有るというものです。
肩の小屋で御来光を拝めたのでいよいよ北岳山頂を目指します。
山頂までは小屋から約1時間で到着しました。


ここ2回ほど頂上で晴れた例がなかったので久しぶりの360度パノラマを時間をかけて堪能しました。

富士山も雄大です。

標高3000メートルでもお花畑が有って可愛らしい花がたくさん咲いていました。
下りは登って北ルートと別のルートを歩きました。こちらは登るときよりも岩肌がごつごつとしてて、なかなか下るのがしんどかったです。途中ですれ違ったベテラン風の方が言うにはどうやら下山ルートより登山ルートとして使う方が一般的だったそう。なるほど納得。

下山は、1日目に比べてスムーズに進み、無事昼過ぎにはバスターミナルに戻ってこれました。
とはいっても足はパンパンで、普通に立っててもふくらはぎが震えるような状態でした。
今年はニューアイテムとしてストックを2本対のものを買ったのですが、これはかなり足の負担を軽減してくれて助かりました。ストックなかったら下山の時、疲労回復のためにもっと休憩挟んでただろうし。


難易度としては去年ダブルS級の剱岳を経験しているので、難しいと感じることはありませんでした。しかし、今回もまた自分の体力のなさを痛感させられました。基礎体力は常に気をつけてないといけませんね。毎年大物にチャレンジしてきたので、次は少し負担の少ない山に登ろうかと思ってます。秋の紅葉シーズンでどこか行ってみようかな。