1日目

深夜12時に梅田のヨドバシカメラの前に集合ということで、知り合いが、誘ってくれた出版社のTさん(通称カントク)一人だけという完全アウェイの場所に乗りこみました。
総勢25名くらいの集団で、大阪だけでなく東京からも富山からも合流します。
次から次へといろんな方が集合場所に集まってくるので初日は委縮してました。ずっと単独行動してましたし、団体の方たちの一体感がアウェイ感を加速させてました。
人並ですが、「友達出来るかな。。。」と思いながら、隅のほうにいました。
今回も、山の入り口は上高地です。上高地までは車に乗りあって移動です。当日朝6時からお店にいて寝不足気味で車に乗ったので不覚にも寝てしまいました。運転してくださったカントク、Cさんごめんなさい。

朝6時前には高山市に到着し、タクシーに乗り換えて上高地へ。バス停はバス待ちの行列ができておりました。連休中ということもありましたが、アウトドア人口が増えていることを強く感じました。

そして、朝もやのなか上高地に到着。

明け方の寒さはもう秋のそれ、というより冬を感じます。しかし、歩きだすと暖かくなるんですね。寒暖の差が激しいのです。
上高地を出発して2時間ほどで徳沢小屋に到着。あれ?ちょっとハイカラになってる。みちくさ食堂って名前に変わったんだ。。

この辺りまでは道のアップダウンがほとんどないのでハイキング気分で来られます。
次の休憩地点は横尾山荘。ここから涸沢に向かう人と槍ヶ岳に向かう人で分かれます。朝7時頃出発してから10時半ごろに横尾山荘に到着。ちょっと早いお昼休憩です。山登りの基本は午前中にどれだけ先に進めるか。なぜなら山の天気は変わりやすく、気温が上がると雲が発生して午後から曇ってくることが多いためです。

前日から眠りが中途半端だったため、軽く昼食を取った後うっかり寝落ちしてしまいました。天気もいいし、風がカラッとしてて気持ちよかったです。
10分ほど寝落ちしてたらしいのですが、こんな感じで。でもこの10分でずいぶん回復しましたよ。

後でこの写真を見せていただいたのですが完全に達磨ですね。因みに写真を撮ったのは地元で消防署に勤務されているペーターさん。初参戦した私を気遣って色々話し相手になってくれた心優しきナイスガイです。


横尾山荘からは一気に登っていきます。早く目的地に着けばそれだけのんびりできるし、やはり天気が良いうちに進んでおかないと不安ですからね。前回登った時に比べると体が軽かったためか、割と早く涸沢ヒュッテに到着。

3000メートル級の山々に囲まれて空が近いデッキでしばし休憩。


遠くに前回登った時に泊まった涸沢小屋が見えます。思い出深い小屋です。小屋の中でリリーフランキーの『東京タワー』を読み終えて、号泣したのが懐かしい。。。首に巻いてたタオルいっぱい泣いた記憶があります。おそらく日本で最も高いところで『東京タワー』を読んだのは私でしょう。
今回は話し相手に事欠くことはないので、持ってきた文庫はあまり読み進みませんでした。

テント泊の方たちもたくさんいました。

私が参加した集団は毎年涸沢ヒュッテにこの時期泊まりに来ている常連さんで、宿のご主人にもずいぶんと贔屓にしていただきました。
別邸に全員泊めていただくというものすごい待遇でした。
そして夜20時には就寝。