覆麺

面白そうな店を見つけたので、男前女子の後輩Tを連れて出落ちのラーメン屋へ。『出落ちのラーメン屋』は神保町にあるラーメン屋『覆麺』。去年の夏ごろにオープンして、ひそかに業界内で話題の1軒です。
出落ちと表現した理由は、
店主がマスクマンだからです。プロレスラー(特にメキシコのルチャリブレ)のマスクです。基本的に挨拶は「アンガーラ」。意味は分かりません。BGMはずーっと「猪木ボンバイエ」。
ただし色物ではございません。覆面かぶって怪しげな店主は実は宗家一条流がんこラーメンの創始者その方なのです。
麺は塩白湯(パイタン)スープで、定期的にラーメンそのものが変わっていくようです。
ラーメンがめちゃめちゃ本物なのに、目の前にいる覆面被って「アンガーラ」とインチキ外国人を装っている店主とのギャップが溜まりません。ちょうど店主の目の前の席に座っていたのですが、カウンターの中でなにやら惣菜屋さんのおにぎりを取りだし、カウンターにあったお客さん用の豆板醤をたっぷりつけながら食べ始めるではありませんか。そして片言の日本語で「おいしいよ、これ」とお店を手伝っていらっしゃる女性の方にすすめ、軽く「あ、そうですか」といなされてしまい、その一連のくだりが仕込みかと思うくらい笑ってしまいました。Tはおにぎりが出た時にお客さん用のサイドメニューをそんな大胆に買ってきたのバレバレで出す気か?と思ったそうです。ずっと暑い中で調理していてお腹空いたんでしょうね。自由すぎます。
量は普通が200グラムとやや多めですが、昨夜から何も食べていなかったおかげであっさりいけました。Tも完食。二人して大満足でした。
店主に圧倒されて写真撮れなかったので今度行った時は写真撮ってきます。でも麺の種類替わっていそうだな。。。