大人の社会科見学2

小雨の降る中、日本橋にある日本銀行旧館の見学に行ってきました。
日本銀行は『銀行の銀行』と言われ、日本で唯一貨幣を作ることができる中央銀行です。普段当たり前に使っている紙幣は日本銀行券と言って、日本銀行券を発行したり回収したりして、物価の安定を図ったり、金融システムを正常化させたりしています。

見学コースはおよそ1時間。完全予約制で3カ月ほど前から受付しています。ちょうど私が参加したのは月曜日で、隣接している貨幣博物館が閉館日ということもあって参加者は少なかったようです。私と散歩友達を含めて8人の参加でした。普段は修学旅行生など団体での参加がほとんどで案内した頂いた館員の方も説明がしやすかったと言っておりました。
コースの前半は映像作品の上映で、日本銀行の役割などを分かりやすく説明されます。女優の星野真里さん(金八の娘役で有名ですね)が案内役です。内容とは別ですが、その映像作品を制作している会社の方がよく当店で領収書をきっていかれており、彼らの仕事の一環に触れちょっと笑ってしまいました。当店で買われた本もいろいろ役に立っているのかな。

後半は館内の見学です。
一番興味があったのは地下金庫でした。現在は使用していませんが(使用していたら見学できませんね)、平成16年までは現役だったそうです。割と最近まで使用されていたことには少々驚きました。建物自体が歴史のある建物なのでそう感じたのかもしれません。
地下金庫の壁に、関東大震災時の消火液の流れ落ちたシミ痕があったりとか、建物全体から歴史の重みを感じ、とても新鮮でした。館内は写真撮影が禁止されていたので写真に収められなかったは残念です。

その代り旧館の外観や馬車をとめるための前庭などは写真撮影がOKだったので、そんな歴史物とは別に思わず取ってしまったのがこちら。

お土産が自販機で売っています。金塊を模したチョコレートやお札のプリントがされたタオルなど。冗談で「お札Tシャツとかあるかもね」と言っていたらほとんど同じようなものがありました。この自販機よく商品が引っ掛かるそうで、我々見学者が来られるとひとり館員の方が付いていなければならず、自販機の意味を成していません。ちょっと自虐的に館員のお姉さんに教えていただきました。

↓こちらからバーチャル日本銀行見学ができます。見学ツアーの連絡先もここから確認できます。
http://www.boj.or.jp/tour/index.htm