卒業シーズン

シフトの上がり時間が重なった、出版社に就職活動をしているコミック担当のOさんと、大手カード会社に就職が決まっているU君と3人で飲みに行きました。
店舗の周りは飲み屋の多い街ですが、普段はラーメン屋ばかり行っていたので飲み屋に行くのは新鮮でした。
Oさんは今年の春で4年生で、ちょうどあちこち面接や試験を受けている最中です。毎日どこの1次に受かったとか面接失敗したとか一喜一憂していますが、どうしても出版社に入りたいという熱意が伝わってきます。うちでアルバイトした経験は面接の時にとても有効だったそうです。
とくにうちのチームのアルバイトリーダーは自分にも他の人にも厳しいので、普段同じコミック担当として彼の下で働いているOさんは「プレッシャーには慣れてたので、圧迫面接も楽勝でした」と、笑ってました。。。ちょっと笑えない。。
昔からそうなのですが、私は一緒に働くスタッフが学生であれば、うちでアルバイトしていて少しでも就職するときに役に立てればと思って接しています。
求めているレベルが決して高いとは思っていないのですが、自分で考えて行動するようになってほしいと思うし、ものの考え方もどんどん現役の社会人(社員さんたち)から学んでってほしいと思ってます。一番気にしているのは挨拶や敬語をはじめとする、ビジネスマナーです。
ビジネスマナーがきちんとしていない人は私は社会に出て信用されないと確信しています。普段事務所で話す会話と売場で話す会話ではやはりオンオフ使い分けてほしいですし、目上の人から学ぶ姿勢というものも身につけてほしいと思っています。
U君にはここ半年くらい口酸っぱくしてあれこれ指導してきたつもりです。Uくんは頭もよく、しっかり考えて行動できる子なんですが、いかんせん話が長い。質問に対する答えが簡潔でない。正しいことを言っているのに説得力がない。というふうにちょっと損している子です。
新大阪の駅中でワゴン展開していたこの文庫本を、U君への卒業祝いで買ってあげるつもりです。

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)

頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)

この3人で同じ時間で働くことは多くても飲みに行ったことはなく、いろいろ腹割って話が聞けて有意義でした。
Oさんがやはり一番しんどい時期で、私とU君は聞き手に廻りました。私はまともに就職活動したことがないので、なかなか的確なアドバイスができず、正しいと思う心構えとかちょっと抽象的になってしまいましたが、U君は約半年前まで就職活動していたばかりなので、現場感があるアドバイスをしていました。
いつか別の立ち位置でOさんと仕事ができたらそれは楽しいことだなあと、今から楽しみにしています。